剣友の一言


全日本選手権に出場して

 福島支部 三田大輔

  この一年、コロナウイルスの猛威は世界に広がり、剣道界もその混乱の中で対応や決断を迫られました。剣道におけるマスクやマウススシールドの着用、鍔迫り合いの解消など剣道がコロナウイルスによって変化していきました。また、いままで競い合ってきた仲間が立場上剣道を続けることができなくなったりもしました。

 そのような中で全日本選手権の開催が決定しました。当初はすべての人が憧れる全日本選手権において一部の人しか出場できない大会に意味があるのか悩みました。剣道を求めるすべての人の中で勝ち上がってこそ福島県の全日本選手権出場者ではないのかと今でも思っています。しかし、出場できる機会があるのであればその大会に向けて全力で取り組むことも大切だとも思いました。予選当日は一戦一戦集中力を切らさず、なんとか優勝することができました。

予選後は八巻裕介先輩に稽古相手をお願いしました。八巻先輩は仕事がお忙しいにも関わらず、時間が遅くなっても快く稽古相手を引き受けてくださいました。全日本選手権にも帯同してくださり、心から感謝しています。また、大学の先輩である原田賢治先輩には全日本選手権に向けての心構えや稽古の取り組み方などを教えていただきました。その教えがなによりも有り難く、日々の稽古の中で少しずつ自信をつけていきました。

 憧れの舞台であった全日本選手権。今まで出場した大会とはまるで違った雰囲気や格式というものを感じました。正直、自分が出るような大会ではないようにも感じました。その雰囲気の中でも、今まで励んできた稽古の成果を出そうと試合に臨みました。

結果は1回戦敗退でした。しかし、自分が勝負した場面に後悔はありません。負けは悔しいですが、さらに剣道を高めていきたいと強く思いました。

 いまだコロナウイルスが蔓延しており日々疲れが増す毎日ですが、何不自由なく日常生活が送れて、剣道を求めるすべての人が心から高め合える日々が訪れるのを祈っています。

  最後に、これまでご指導頂いた先生方や応援して頂いた方々、福島西高校剣道部とその保護者の皆様、そして家族にこの場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。


第59回全日本女子剣道選手権大会に出場させて頂いて

 福島支部 上野碧泉
 今回初めて福島県代表として出場させて頂き、多くの事を学ぶことが出来、貴重な経験となりました。今年は新型コロナウイルス感染症の拡大防止の為、暫定的にルールが変わっての試合となり、福島県の代表として初めて出場させて頂けるワクワク感と新しい試合方法で試合をする緊張感がありました。
 出場できると決まってから大学へ戻り、大会当日まで高い意識で稽古、トレーニングに励むことができ、当日を迎えました。しかし、初戦で京都府代表の宮路選手と対戦させて頂き、延長で面に対して出鼻小手を取られて敗退してしまいました。試合では、自分のペースを作ることが出来ず、相手の試合の上手さを実感することとなり、自分の未熟さを改めて感じることが出来ました。また、決勝まで間近で観させて頂き、振りの速さや駆け引きの上手さ、自分の得意な場面に持っていく試合のやり方を学ぶことができ、新たな課題を見つけることが出来ました。
 全日本という大舞台を経験させて頂けたのは、福島県剣道連盟様をはじめご指導くださった先生、先輩方、一緒に稽古を頑張ってきた仲間、そして今まで応援してくださった方々のお陰です。

 この経験を生かし、次は上位進出してお世話になった方々に恩返しができる様、日々精進していきます。応援の程、ありがとうございました。